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なるべく削らず、歯を守る

    なるべく削らず、歯を守る

    「乳歯はどうせ永久歯に生え変わるから、少しぐらい虫歯になっても大丈夫」

    もしかしたら、そんな風に考えている方もいらっしゃるかもしれません。

    確かに、乳歯と永久歯はそれぞれが独立している別の歯ですので、仮に乳歯が虫歯になったからと言って永久歯も虫歯になって出てくるわけではありません。

    しかしながら、だからと言って乳歯が虫歯になっても永久歯に全く影響はないということではありません。

    歯を守る乳歯が虫歯になって神経を取ってしまうことで歯の生え変わりの時期が狂い、歯並びに影響を及ぼしてしまったり、また乳歯の虫歯を治療せずに放置することによって永久歯が変色した状態で生えてきたり、一部がしっかりと形成されずに生えてきてしまったりすることもるのです。

    ここでは、そんな乳歯の虫歯のリスクと、のもとデンタルクリニックで行っている治療や対策についてご紹介していきます。

     

    乳歯の虫歯が永久歯にも及ぼす主な3つの悪影響

    永久歯の歯並びへの影響

    永久歯の歯並びへの影響

    乳歯が永久歯が生え変わる時、永久歯は上に生えている乳歯の根を徐々に吸収しながら生えてきますが、虫歯などで乳歯の歯の神経が侵されていたり、治療によって抜かれていたりすると、根の正常な吸収が狂わされてしまうことがあります。

    その結果、まだ永久歯に交代する時期ではないにもかかわらず根の吸収の方が進行してしまい乳歯を早期に失ってしまったり、また逆に根が正常に吸収されずにいつまでも乳歯が抜けないまま残ってしまうという状態になる場合もあります。

    乳歯から永久歯の生え変わりがうまくいかないと、永久歯が曲がって生えてきてしまったり本来生えるべき位置からずれて生えてきてしまったりと、多くの場合、歯並びに影響を及ぼしてしまいます。

    歯並びが悪いとむし歯や歯周病になりやすいばかりか、食べ物が噛みにくく胃腸に負担をかけてしまったり、人前で話すのがニガテになったりと全身や心にも影響を及ぼしかねません。

    矯正治療を行うにしても多くの費用と時間を費やしてしまうことになりますので、そうならないように予防することが大切です。

     

    変色した永久歯や、形成が不完全な凹みのある永久歯が生えてくる場合もある

    虫歯のリスク

    乳歯が虫歯になって神経が死んでしまった場合、そのまま治療せずに放置してしまうと乳歯の根の先にバイキンの塊である膿がたまります。

    乳歯の真下にある永久歯は、そのちょうど膿のたまった箇所で形成されて生える準備をしていますので、少なからずその膿(虫歯菌)の影響を受けてしまうことになります。

    具体的には、永久歯が変色した状態で生えてきたり、形成が不完全な凹みのある永久歯が生えてくる場合があります。

     

    永久歯の虫歯のリスクを高める

    虫歯のリスク

    乳歯の虫歯をほおっておくと、お口の中で虫歯菌は増え続け、虫歯になりやすい環境になってしまいます。

    生えたての永久歯はまだ未成熟で軟らかく、歯の表面も荒いためにただでさえ虫歯になりやすい状態にありますので、虫歯になりやすい環境の中に生えてきた永久歯は、当然ながら高い虫歯リスクにさらされることになります。

    永久歯への生え変わりが始まる6歳ごろまでには、虫歯がある場合はしっかりと治療をし、口腔内環境を整えておくことがとても大切です。

     

    乳歯の「神経を残す」ことの大切さ

    「乳歯の神経を取ると、永久歯の神経もなくなるのですか?」

    時々、親御さんからこのようなご質問をいただくことがあります。

    結論からお伝えしますと、乳歯と永久歯はそれぞれが独立している歯ですので、たとえ乳歯の神経を取ったとしても永久歯の神経までなくなってしまうわけではありません。

    ですので、仮に虫歯が大きすぎて乳歯の神経を抜かなければいけないことになった場合は、神経を抜く治療をするという決断も必要です。

    しかしながら、歯根がまだ完成していない乳歯の神経を取ってしまうことで歯根の成長が止まってしまいますので、永久歯への生え変わりにおいてトラブルが発生してしまうというリスクもしっかり考慮しなくてはいけません。

    乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く柔らかいため、虫歯もとても速く進行してしまいます。

    さらに乳歯の虫歯は大人のように黒っぽい色ではなく、白い色をしていることも多いですので虫歯になっていることに気が付きにくく、知らずの間に進行してしまい、気が付いた時には神経まで達してしまったということも少なくありません。

    当院では、お子さま大事な歯を守るために定期的なメンテナンスを実施するとともに、仮に虫歯になってしまった場合においても、なるべく神経を残す治療を中心に治療を行っております。

     

    歯を守るための治療について

    カリソルブ

    カリソルブ

    カリソルブ治療は、健康な歯質をほとんど削らない虫歯治療として注目を集めている治療法です。

    スウェーデンで1998年に認可され、現在ではヨーロッパをはじめ、世界各国で一般的な治療として普及してきています。 日本では2007年に厚生労働省に認可され、テレビ番組をはじめとする様々なメディアで紹介されるようになりました。

    カリソルブは、健康な歯の部分には作用せず虫歯の部分のみに作用して柔らかくするという特殊な性質を持つ薬剤ですので、健康な歯質をほとんど削ることなく虫歯部分のみを除去することが可能です。

    ドリルをほとんど使わないためにお子さまの恐怖心も和らげることができるのか、痛みもほとんど感じませんので、泣いてしまって治療が難しいお子様の場合でもスムーズに治療ができるというメリットもあります。

    メリット
    • 健康な歯の部分を傷つけずに、虫歯部分のみを除去することができる
    • 深い虫歯でも神経を残せる可能性が高まる
    • 麻酔を使用しなくても治療時の痛みを感じない

    デメリット
    • 使用する薬剤が保険適用外であるため、自費治療となる
    • 従来の虫歯治療より1回の治療時間が長くなる

     

    ドックスベストセメント

    ドックベスト

    ドックスベスト治療とは、虫歯をすべて削って除去するという従来の虫歯治療とは全く異なり、薬を使ってミネラルの力で虫歯を殺菌するという、新しい考え方の虫歯治療です。

    従来の虫歯治療の場合、削り残しによる虫歯の再発を防ぐため、虫歯の部分だけではなく、健康な歯の部分まで削りとらなければいけないというデメリットがありました。

    ですが、ドックスベストセメントを用いた虫歯治療は、セメントに含まれる銅イオンや鉄イオンなどのミネラルの殺菌力を利用し、虫歯を除去せずに無菌化するという治療法のため、歯を削る量を最小限に抑えることが可能です。

    特に、神経の近くまで虫歯が進行している場合、今までの治療法では、虫歯を完全に除去しようとすると神経まで達してしまうため、神経を取り除く必要がありましたが、ドックスベストセメントを使用することで神経を抜かずに済む可能性が高くなります。

    メリット
    痛みが少ない

    必要以上に歯を削らないので、ほとんどの場合は痛みを感じず、麻酔なしでも治療ができます。

    歯の神経を残せる可能性が高い

    神経近くの虫歯を、削らずに無菌化して固めてしまうことで、神経を残せる可能性が高くなります。

    根の殺菌にも有効

    根管治療を行う際に充填剤としてドックスベストセメントを使用することにより、殺菌効果により細菌の繁殖を抑えることができる。

    デメリット
    保険治療が効かない

    このお薬は日本ではまだ保険治療として認可されていないので、自費治療となります。

    歯の状態によっては、適用できないケースもある。

    虫歯がすでに神経に達している場合や痛みがひどい場合には、適用できない場合があります。

     

    歯科治療が困難なお子さまには…

    お子さまにとって、歯を削る、神経を取るなどといった痛みを伴う治療はとても負担の大きいもの。

    まして3歳以下ぐらいのまだ小さなお子様の場合、まだ理解力や自主性が発達していないために、器具に慣れさせて安心させたり言葉で説明をしたりといった対策も効果がなく、歯科治療が困難である場合が少なくありません。

    また、一度他の医院で怖い思いや痛い思いをした経験のあるお子さまの場合も、歯医者に行くのでさえ嫌がってしまい、親にとっては連れてくるだけでも大変といったことも多いでしょう。

    とはいえ、治療ができるようになるまで待っていては虫歯はどんどん進行してしまうため、このようなケースでは、いったん虫歯の進行を抑える薬を塗り、治療ができる年齢になってから改めて治療を行うといった方法を取ることもできます。

     

    むし歯の進行を抑える薬「サホライド」

    サホライド

    サホライドとは、「フッ化ジアミン銀」と言うフッ素イオンと銀イオンが含まれた薬剤で、虫歯の進行を緩やかに抑えるために使われる薬です。

    具体的には、虫歯になったところに銀が吸着することで虫歯の進行を止めるのですが、虫歯についた銀が酸化するために虫歯だった部分が黒く変色してしまうというデメリットもあります。

    そのため、比較的大きな虫歯や前歯が虫歯になってしまった場合には、保護者の方は特にその色が気になってしまうかと思いますが、治療ができる年齢になってから白い詰め物に替えることで、他の方に気づかれずに対処することができます。

    また、サホライドは健康保険の適用内で使用することができますので経済的な負担も少なくて済みます。

    1回塗っただけでは効果を持続することができませんので定期的に来院していただく必要がありますが、お子さまへの負担も少なくて済みますのでどうしても治療ができないようなお子さまには有効な手段といえるでしょう。

    なお、サホライドで乳歯が黒くなってしまっても、その後に生えてくる永久歯に黒い色はつきませんのでご安心いただければと思います。

     

    乳歯を守る、予防歯科

    当院では、大切なお子さまの歯を守るために、予防メンテナンスに力を入れています。

    子どもの頃のデンタルケアの習慣は、大人になってからもずっと続くもの。子供の頃にしっかりとした習慣を身につけ、お口の中の良い状態を保って入れば、大人になってから歯で困ることもなくなりますし、ほとんど治療をしなくても済むようになるからです。

    また、小さいときに食事のとり方、虫歯になりにくいおやつの取り方を身につけておくことで、将来にわたってキレイな口腔内を維持できる可能性が高まるため、当院では管理栄養士による食育指導なども導入しお子さまの歯を守ることを徹底しています。

     

    フッ素塗布

    フッ素塗布

    フッ素とはミネラルの一種であり、自然界に多く存在する成分で、歯や骨にとって欠かすことのできない必須栄養素です。

    フッ素には、歯の再石灰化を促進したり、歯質を強化したり、虫歯の原因となる酸の生成を抑制したりする効果があります。

    最近では、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液なども市販されておりますが、家庭用として販売されている商品は濃度が低く、歯の再石灰化には有効ですが、歯質強化には作用しません。

    乳歯は生えたての歯は歯質が弱いために虫歯になりやすい傾向がありますので、歯科医院にて定期的に歯質強化の効果が見込まれる高濃度フッ素を塗布してあげることが有効です。

     

    シーラント

    シーラント

    シーラントとは、お子さまの歯の中でも最も虫歯になりやすい奥歯の歯の溝の部分にプラスチックを埋め込むことで汚れが溜まることを防ぎ、虫歯を予防する処置です。

    特に生え変わったばかりの歯は形も複雑で磨きにくく、かつ歯質も柔らかいために非常に虫歯になりやすい状態にあります。シーラントは虫歯効果も高く、かつ保険が適用されるため、永久歯が生えてきたらおススメしたい処置の一つです。

    虫歯になってしまってからでは処置ができませんので、なるべく早めに対策をされることをおススメいたします。

     

    食育指導

    食育指導

    歯の健康と食生活は、切っても切れない非常に密接な関係にあります。

    最近では、歯科医院にて食育指導を行う医院も増えてきましたので、おやつの与え方について説明を受けたことがある方も多いのではないでしょうか?

    当院では、管理栄養士の資格を持ったスタッフが駐在しておりますので、おやつの与え方や糖分の取り方はもちろんのこと、栄養のバランスなども考えた食育指導を行うことが可能です。

    ご希望の方には、お口の中の細菌の状態や毛細血管の状態を検査したうえで、お一人お一人に合った、より具体的な栄養管理相談を行うことも可能ですので是非お気軽にお声がけください。

    ※栄養士による無料相談はご予約が必要になります。ご希望の方は予約時にお申し付けください


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